
峰禎宏&平田義信
2018年11月20日
さくら児童館といっしょに♪

10月13日は、さくら児童館の子供達を招いた活動でした。テーマは、「つかめる水」。ご存知の方もいらっしゃると思います。「Ooho!(オーホ)」とも呼ばれるもので、新たな水分補給の手段としても注目されています。容器のいらない、持ち運び可能な水。身近なところでは、人工イクラもコレです。
さて、材料は「アルギン酸ナトリウム」と「塩酸または乳酸カルシウム」、そして水。「アルギン酸ナトリウム」は、海藻のネバネバ成分。食べると、お通じに良さげです。「塩酸または乳酸カルシウム」は食品の凝固剤、その他道路凍結の際には「塩酸カルシウム」は大活躍します。どちらも安全でしょうが、今回は何となくより安全そうな「乳酸カルシウム」を使いました。全て通販サイト等で手軽に手に入るものです。

作業自体は、溶かすだけですので簡単ですが、時間が少々必要です。「アルギン酸ナトリウム」は、ちょっと溶けにくく、水といっしょに10分くらいシェークし続けなければなりません。チームで交代しながら振り続けます。溶けたら、今度は気泡がなくなるまで安静に。「乳酸カルシウム」の方はあっさり溶けます。時間がかかるので、一応の手順の実演を見てもらい、みんなには「乳酸カルシウム」の中に落として、既に固まった「アルギン酸ナトリウム」の玉(→これが、「つかめる水」)を手に取ってもらいました。もちろん、食べられますが、みんなが触りまくったものですので、遠慮してもらいました。


「つかめる水」は新しい水分補給方法としても使われています。それでは、確かめてみましょう。私達は、できるだけおいしくいただきたくて、コーラを使ってみました。(結果はそれ程おいしくなかったのですが・・・)まずは、水の代わりにコーラの中に「アルギン酸ナトリウム」。


大きな口を開けて、パクッ!

「食べる水」の次は、「楽しむ水」。色とりどりの「つかめる水」を、ペットボトルの中に入れて楽しみました。

色づけした「アルギン酸ナトリウム」を、スポイトでペットボトルへ投入。慎重にそっと落とすのがコツ。科学者のようにかっこよくね!


世界は、まだまだ不思議でいっぱい。不思議を見つけて、また楽しもうね♪
